ロゴデザイン初心者を抜け出したい人向けの書籍 – ロゴデザインのコツ プロのクオリティに高めるための手法65

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ロゴデザイン初心者を抜け出したい人向けの書籍

COSYDESIGN代表の佐藤浩二氏の著書「ロゴデザインのコツ プロのクオリティに高めるための手法65」を読んだので、本書を読む上でのポイントを残しておきます。

本書の対象読者

ロゴデザイン初心者を脱出したいデザイナーを対象としている印象です。

全くの初心者でデザインソフトの使い方が分からない人が、ロゴデザイナーになりたいからと本書を読んでもロゴデザインは作れません。
すでにロゴデザインを作成している人が、もう一段上に歩み進めたい時に役立ちます。

ただ、「ロゴデザインのあるべきかたち」といった本質を語っている部分もあるため、これから本格的にロゴデザイナーを目指したい人も読んでおくべき内容です。

読み始める際のポイント

「はじめに」とChapter1の章末「Column1」の4ページを読んだ上で、各Chapterのデザインのコツを読み進めると、「なぜこのデザインなのか」のヒントが見つかりやすくなります。

逆に、ロゴデザイン初心者がこの4ページから読み始めないと、デザインカタログやデザインTips集だけになりかねないので注意が必要です。

本書の核心が書かれているため、「はじめに」と「Column1」から読み始めることをおすすめします。

本書のポイント

本書はロゴデザイナーとして活躍されている著者の思考の一端を垣間見ることができます。

一見すると、制作実績を例にロゴデザインのコツを紹介している内容に見えますが、実際の現場でロゴデザインを作成する際に必要な「なぜこのデザインにしたのか」が分かりやすく掲載されています。

ロゴデザインの現場ではデザインの意図の構築が重要であると私は考えていので、どのような過程でこのデザインに行き着いたのかが読めるのは大いに価値があります。

もちろん、デザインの作り方やコツも参考になります。

既成のフォントを使わず、筆やサインペンで書いた文字をスキャンしてロゴにする方法は、初心者ではなかなか思いつかないので、作成する際のアイデア集としても楽しめます。

また、「ロゴ制作のプロセス」や「プレゼン前の心構え」、「プレゼンシートをつくるコツ」など、類書にはない現場で使えるコツは仕事に活かしやすい。

ロゴデザインを作成する前や手が止まった時にパラパラと目を通すと、ヒントが見つかるかもしれません。

ロゴデザインのコツ プロのクオリティに高めるための手法65
ロゴデザインのコツ プロのクオリティに高めるための手法65

ロゴデザインのコツ プロのクオリティに高めるための手法65

出版社 : ビー・エヌ・エヌ
単行本 : ‎176ページ
佐藤浩二 (著)

  • Chapter1 発想方法
  • Chapter2 表現方法
  • Chapter3 ロゴタイプ
  • Chapter4 錯視調整
  • Chapter5 バランス
  • Chapter6 精緻化
  • Chapter7 色
  • Chapter8 イメージ
  • Chapter9 プレゼンと展開

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